不登校の高校受験・公立編

実力テストを受けることになって良かったのは、KKが家で試験勉強するようになったこと。
それまでは、学校に行けば(ギターもパソコンもないので)神妙に勉強するものの、それはわずか1時間。
それ以外の時間=家にいる時間は、相変わらず勉強ほぼナッシングでした。

それが、志望校を見極めるテスト、しかも不登校になって以来初めてのテストということで、KKもやっぱりモチベーションも違ったのでしょうか。
1日1教科ずつ週2~3回、約2週間かけて終わらせることにした第3回の実力テストですが、前日にはその教科のテスト範囲勉強するため、結果的に家と学校あわせたらほぼ毎日勉強することに。
といっても、勉強してる時間そのものは短かったです。ノートを開いたままパソコンとか、開きもせずパソコンとかそんな時間のほうが圧倒的。

そんな感じで受けた、初めての実力テスト。
結果は、国語が意外と取れていて。というかママ的には「すごい」と心から驚嘆するほど取れていて(あくまでも、1年半まったく勉強してないことを考えたら、です 点数自体は普通です)
先生も「他の先生方も驚いてましたよ。「この子学校に来てないんだよね?」って」と、KKの自信をくすぐる言葉がけを
英語もまあまあ。ってあくまでも1年半(ryですがママ的にはまあまあ。
理社はまあそうだろうなと。何せ1年半分の知識真っ白ですからね~
そして数学が壊滅的でした しかしこれもまあ納得ではあります。なにせ方程式とか関数とか図形の証明とか、テストで必須の重要なところがすっぽ抜けなわけですから

これらの点数を、各高校のボーダーラインと見比べると・・・うわ~~近場の高校は全滅だ~~~
しかし先生「今決めることはないです。今後の伸びしろに期待しましょう」
うん、実はママもな顔になりつつも、どっかで、「てことはそれだけ伸びる余地があるってことだな」と、珍しくポジティブに思ってました 今のKKの学力は単にコップがからっぽなだけだから、これから水を入れればどんどんカサが増すだろうという感じで。

って受験までもう数ヶ月なんですけどね そんな悠長なこと言ってる場合なのだろうか? そもそも「不登校」ってだけでかなり厳しいのでは?? 全日制の公立なんて、ほとんど門前払いなのでは?????

と思ってたママ。しかし先生のお答えは「不登校でも、全日制公立はどこかしら入れますよ」という、意外なものでした
以下、地域によって違うと思いますが、そのココロは。

福島県の公立高校、受験のチャンスは最多で3回です。
まず「一期選抜」。一般で言う「推薦」です。内申や成績、部活動の結果など、重視するところは学校によって違いますが、要は今までの学校生活で判断されます。
そして「二期」。これがいわゆる「本番」です。内申等も加味されるのでしょうが、それより重要なのは当日の試験の点数です。
最後に「三期」。一般には「二次募集」と呼ばれるものです。「二期」の結果、定員割れした高校が、若干名を追加募集します。だいたいは面接と作文のみです。

で、このうち不登校不可なのは、一期選抜のみです。これは欠席日数と通信簿で足切りされちゃうので、少なくとも我が家みたいな「不登校2年間」とかでは受験すらできません

本番である二期には、特別な受験資格はありません。テストの点数(あ面接もあるか)で決まるので、試験さえ受けられるなら不登校でも何でも無問題です。
「いや、皆と一緒の教室じゃ試験は受けられない」という、場の空気自体が厳しい不登校の子の場合でも、別室で受験可能だそう。不登校に限らず、例えばインフルエンザになっちゃったなんて時も別室で受けられたりするそうで。
「学校によって」「かけあえば」ではありましょうが、先生いわく、そういう手はあるとのことでした。

ただし二期では、試験の点数が合否ぎりぎりな場合のみ、不登校だとちょっと不利になります。
すなわち、ライン際の誰を落とすかって時、判定基準に「欠席日数」が入ってきてしまうのです。つまり同じ点数なら、不登校だった子より学校に来てた子の方が合格しやすい。高校側も、通ってきてくれる子の方がありがたいですしね~
一応福島県では、不登校の子には、自分はなぜ不登校になったか等を説明する「自己申告書」を、願書とともに提出できるという救済措置があるのですが、どれくらい効果があるのかは申告書しだい、学校しだい、でしょうか?

しかしこれは逆に言えば、当日のテスト結果がボーダーラインを上回れば上回るほど、不登校は問題にならなくなるということでもあり。
実際、職場のお子さんも中2~中3にかけて不登校だったそうですが、そのお子さんの場合は休んでる間もずーっと塾には行き続けていたので、勉強の遅れはなく、倍率の高い人気校(=それだけボーダーライン以上の学力が要求される)に見事合格したそうです。

そして「三期」、いくつかの高校では毎年必ずあるそうです。つまりそれだけ人気がない=偏差値低い・田舎にある・その他諸々みたいな条件を満たしちゃってる高校ですね
中には、ただでさえ少ない定員の、その半分くらいしか二期で埋まらず、残りは三期頼みってくらい人気のない高校まであるらしく、先生も「ここなら今のKKの点数で入れますよ」 しかし中2中3が真っ白な状態でも合格できちゃう高校って、すごすぎでしょう
その高校の名誉のために言い訳ですが、だからって例えば「飛び抜けてガラが悪い」とか、「すんごく酷い高校」ってわけじゃないです(たぶん 学校見学してないので実際の雰囲気はわかりませんが)
いわば「過疎化問題・高校編」みたいな、つまり田舎にある=人口密度が小さいので高校生自体も少ない=その中でデキる子は都会の高校へ進学してしまう・・・の結果だと思います。そして、そういう入りやすい高校なためでしょうが、長年の不登校児の受け入れ実績があるとのこと
これはママちょっといいなと思いました。加えて定員数が少ないというのも、何かと目が届きやすくていいかもなと。田舎な分、通うのは時間かかるけど、勉強にガツガツした雰囲気ではないだろうから、KKにはむしろこういうこじんまり&のんびりした高校の方がいいのかもな~とか。
先生も、「なので、2期は希望校にチャレンジして、ダメだった時は3期を考えるという形でいいと思います。3期募集は必ずあるし、受ければ必ず入れますから」
とのことでした。

これらのことは地域によって違うと思いますが、以上のことを総合すると、一概に「不登校=全日制公立は無理」では決してないようです。

また、不利になりやすい「欠席日数」ですが、ここで先生から聞いた目からウロコの話。
「駐車場だろうと別室だろうと、あるいは昼間1時間のみ=遅刻や早退だろうと、等しく「出席日数1」とカウントされる」
「そして出席日数は、中3が一番重要視される。たとえ中1や中2での出席がゼロだったとしても、中3で1学期2学期と進むにつれて増えてきたのは受験にすごく有利。「不登校が治ってきた」「このまま高校にも通える」というふうに、高校側にアピールしやすいから」

ああーーーー!!だから先生、2年生の終わり頃からゆっくりと、しかもママKKに受験のプレッシャーをかけないよう特別な説明はせず、少しずつ少しずつ駐車場登校~別室登校と進めてくださったんですね!!
「駐車場なんて無意味では」とか思ってたママ、今更ながら先生の深慮がよくわかって、改めて先生に頭を下げたい気分になりましたm()m

もっとも、先生はそうおっしゃってましたが、逆の「中1や中2の欠席日数はゼロだけど、中3から一気に増えた」なんて場合でも、だからって一気に不利になるわけじゃなく、その分中1や中2の内申や勉強内容はゲットしているので有利だと言えそうな気もします。
つまりどちらに転んでも、その分のメリットデメリットはあるわけで、先生はKKママを勇気づけるべく、上のように言ってくださったのだと思います。

ともあれそんなわけで、どっかしらの高校には入れそうだとわかったKKママ。
「不登校でも意外と高校受験の門戸は開かれてるんだな」というのが、昭和なママには特に印象的でした
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テーマ : 不登校 - ジャンル : 学校・教育

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