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M78星雲・光の国の姉妹都市

が、この地球上にあるなんて、ご存知でしたか須賀川市民以外の皆さん!?

というわけで(?)、とある夏の終わりの日、須賀川市に遊びに行ってきました♫

そもそもはいいお天気の週末。ヒマをもてあましながらもゲームから離れないKK&Uを、自然の中で遊ばせるべく、パパママがネットで検索しながらあそこはどうだここはどうだと。
しかし「猪苗代湖~?もう寒くて泳げないじゃん」「磐梯山~?行って何するの」
せっかくの自然の宝庫・会津地方も、インドアチルドレンにかかると猫に小判です
とはいえパパママもいまいちアウトドア派じゃないので(子供がインドア派になるのもむべなるかな)、そう言われるとう~むと。
で、会津を離れ、科学館・水族館など、屋内施設も視野に入れつつ探していたら、お?ムシテックワールド??
こじんまりした施設っぽいですが、HP見るとなんだか面白そう♫ 「虫」ってことで一応「自然」も担保できるし(ほんとか?)、須賀川ってとこ自体が初めてだから興味あるな~、ついでに福島空港も見てくるか

さて磐越道から郡山JCTで東北道に乗り換えてわりとすぐ、会津からは小1時間くらいと、予想外に近かった須賀川市。
(郡山市のお隣だったんですね
須賀川ICから、いかにも山を切り開いて作ったような大き~い、広~い道路をず~っと行くと、難なくつきましたムシテックワールド♫

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こじんまり&山の中&駐車場に車いな~いという三重苦のわりには、小さいながらも建物がすごくピカピカで、けっこう気合を入れて作った感じの佇まいにまずびっくり。アクアマリンやマリンピアみたいな、ちょっと近未来ぽい雰囲気すらあって。
どーせ古くて昭和なB級施設だろう(=家でゲームやってた方がいいのに)と決めつけていたKK&Uも、「へ~~」と、ちょっと安心した表情に
「最近できた施設なのかな~?」「それにしては辺鄙な場所に作ったな~」などと不思議がりながら建物へ向かうと、なんと階段がみんな手書きプレート

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しかもそのメッセージが「明るい未来」「頑張ろう」といった希望系多々。
どうしても「震災・原発事故~復興」を思わずにいられないプレートの大群ですが、しかしその日付は10年以上前。
じゃあその頃からあるのかな?それにしてもこの「復興」を思わせる熱いメッセージの数々、10年前にいったい何が??

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謎は深まるばかりですがともあれ中に入ると、明るく開放感があって、とても気持ちがいいスペースが広がっていました
アクアマリンみたいにピカピカで、しかしアクアマリンのように大規模ではない分、地域の図書館みたいな庶民的な空気もあって、第一印象は「すごーーーく本気で作った市民文化会館」という感じ。

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「ムシテックワールド」なので、片隅には虫関係も一応あり。
といっても、カブト・クワガタだけですが、「ヘラクレスリッキー」とか「マンディブラリスオオカブト」とか、その昔「ムシキング」で覚えた名前がズラリで、KKと2人「懐かしい~~」と。
しかし、てっきり入った瞬間からめくるめく虫コレクションという期待と恐怖(実は虫キライ)を抱いていたママは、ペットショップの虫コーナーみたいな佇まいに、「あれっ虫の展示館にしては意外とショボい??」ともちらりと。
拍子抜けしながら、順路に従い次のスペースへ向かうと。

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わ~~~なんだか想像と全然違うぞ
そうここは、ママが思っていたような「各種の虫の標本展示館」じゃなく、「虫を科学的に理解し楽しむ」といった、いわば自然科学館みたいなところだったのです。わ~~こういうの大好き(ついでにKK&Uもこういうの大好き

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こんなのとか

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こんなのとか

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展示の1つ1つが体験型アトラクションみたいになっていて、ワクワクするのもさることながら、よくこんな手間暇かかるものを作ったな~と
ちなみにこの「トンボの目が大きいのはなぜだろう」コーナーは、トンボの視点で画面が動くのにあわせて椅子も揺れるという、プチ・ストームライダー(というディズニーシーにあるアトラクション)みたいな乗り物で、幼稚園~小学校低学年にはきっと大ハマリ(もちろん中学生のKKも乗りましたが

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とはいえもちろん、虫の標本もしっかり完備

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この、天井まで見上げるほどにぶわ~~っとくっついてる白いオブジェは、カイコのまゆです。ひえ~~~蛾の、蛾のサナギが壁一面に~~~

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と、虫キライで中でも蛾とかは発見したら半径1mは迂回して歩くというママ的には、恐怖のオブジェでしかありませんが、しかし福島にとって「おカイコ様」は欠かせなかった存在で。
私の母ことばーちゃんも、中通り・伊達市出身なのですが、子供の頃は見渡す限りの桑畑。ほとんどの家では農業と兼業で養蚕もやっており、蚕の仲買いさんがやってくる時期には、広瀬川沿いの今はなき旅館の数々が夜まで明るく賑わっていたという、昭和初期の光景を話してくれたことがあります。
そういえば会津若松にも「蚕養国神社」っていうのがあるな~。そうそう新潟出身の父ことじーちゃんも、やはり子供の頃は家で蚕の世話をしたそうです。

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つまり福島に限らず、貧しい農家にとっては戦前の頃まで、養蚕=現金収入として貴重な手段だったのですね。
「富国強兵」「富岡製糸工場」「ああ野麦峠」といった、中学の授業で出てきた断片の名前も、ここにリンクされるとただの断片じゃなく、ジジババが生きた時代のパズルの1ピースとなって、背景の絵が浮かび上がってくる気がしてきます。

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ここでは、そうした歴史や「蚕の飼い方」みたいな展示はもちろん、こんなふうに↑カラーリングしておいしそうなマシュマロのように見える繭といった「今も進化し続けるシルク産業」みたいな展示もあり、印象深かったです。

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「蚊はどうやって人の血を吸うのか」みたいなのを、大掛かりな仕掛けで体験できるコーナーなどもあり。
蚊の人形が、リアリティまったくないデカさなので、虫嫌いなママもさほど怖くなく、手を突っ込んで「へ~こういう仕組みなのか。よくできてるな~」とか
ちなみにこの、蚊が血を吸う仕組みは、人間界のセンサー技術や医療技術などに応用されてるそうです
こういうふうに「虫の体はどのような仕組みで動いているか、そしてその解明されたメカニズムがいかに人間世界で応用されているか」を紹介しているのが、「昆虫博物館」ではない、「ムシテックワールド」という感じです。

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↑これは、蜂の羽ばたきがどれくらい熱量を持ってるか、疑似体験できるコーナー(だったかな~?うろ覚え)

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2階へ向かうと、そこには蜘蛛が
「蜘蛛の糸はなにげに世界最強」という話を、こないだTVのバラエティでやっていた時、見ていたKK&U、「あっこれムシテックワールドにあった」と即反応してました。

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2階の回廊は、飛行機関係がズラ!

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猪苗代の「淡水魚館」みたいに、水族館だけどほんとは鉄道関係の方をアピールしたいみたいな、そういう欲望の現れかと思いましたがそんなことはなく、これも「虫を科学的に解明し応用する」、つまり虫の飛翔メカニズムがいかに人間の飛行機技術などに応用されてるかを紹介する、その一環なんですね~。

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実際の飛行機のコクピットに座れるコーナーなんかもあって、男心をくすぐります
(「なんかD?C?とか書いてあるよ」と、案内板を見てもわからないママとは反対に、パパKKの方は「おおDC型か♫本物すげー」と一発で

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これは実際のパソコンで学ぶ、フライトシュミレーター。
けっこう本格的な学科で、飛行機に興味ある小学校高学年~中学生あたりにはハマりそうな感じです。
しかしその分時間もかかるとのことで、閉館時間も間近な我が家は今回パス

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かわりに、こちらのシュミレーターに。
これは小さい子も体験できるアトラクションです。
KK&Uがパイロットになって、福島上空をひとめぐり♫(ただし画像はショボいです

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実験・工作室にも立ち寄って、3Dメガネを作り。

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昭和によくあった赤青セロファンメガネですが、けっこう飛び出す!

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1階に戻ってくると、ちょうどふれあいタイム♫
なんとヘビに触れちゃいます!

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ひ~~腕を這ってる~~
「噛まないんですか?」と聞いてみたところ、「最初の頃はスタッフが噛まれることがありましたが、今はもう噛まなくなりました」とのこと。へ~蛇もペットみたいに人間に慣れてくるのかな~~?
ママも横からちょっと触ってみましたが、ぬめぬめしてるのかと思いきや、つやつやすべすべで、意外な触り心地の良さでした

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先ほどのカブト・クワガタコーナーも、ふれあいタイムには開放されます。
色んなカブトやクワガタをつまみ上げながら、KKとまたまた「ゴホンツノカブト!これパワー120!」「ヒラタクワガタ!持ってたね~」等、ムシキング思い出話

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1階ロビーには、須賀川を紹介する巨大画面も。
須賀川 には「松明あかし」という、日本三大火祭に数えられるお祭りがあるんですね
画面で見るだけでも勇壮さが伝わってきたので、現地で見たらさぞや迫力あるんでしょうね~

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そしてもう1コ、ロビーに飾られていたジオラマ。
ああ~~ここで「うつくしま未来博」っていうのをやってたんだ~~
なるほど~だからなのね~~ 入口の希望系メッセージの階段や、「なぜこんな人里離れた山ん中にこんな手間隙かけた科学館が!?」という驚き、さらにはその人里離れて誰も通らなそうな山ん中をやけに立派な道路がどーんと貫通しているe.t.c...謎はすべてとけたby金田一少年

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というわけで、こじんまりした施設ながら密度が濃く、子供連れなら一度はおいで、半日は余裕で遊べるよという印象を受けたムシテックワールドだったのでした
今週末(10/25、26)には「ムシテックまつり」も開催されるそうで、週末ヒマを持て余していらっしゃったらぜひ

以下長い余談になるので、読み飛ばし推奨ですがm()m
ここの館長さん、なんと養老孟司さんだそうで う~む典型的な名義貸し。そんなこと言うなーー しかし養老孟司さんもそうだけど、手塚治虫さんや北杜夫さんなど、医学を専攻して、なおかつ文系仕事を手がける人って、なぜだか「昆虫少年」が多いんですよね。厳密には医学じゃないけど、河合隼雄&ご兄弟もそうかな?これはなにか法則でもあるのか、それとも単にこの方々が子供の頃の遊びは虫取りがスタンダードだったのか。
それはともあれ ムシテックワールドHPに載っていた養老孟司さんの言葉が、とっても印象に残ってですね~。

お酒が瓶に半分残っている。いや、もう半分しか残っていない。この二人の意見の違いは、たがいに補い合います。瓶の中のお酒に注目すれば「未だ半分残っている」のですが、空になった部分に注目すれば「もう半分しか残っていない」となります。二つの見方は反対ではなく、合わせて酒瓶のなかの空間全体になります。
 意見が反対になるのは、そう「見える」だけであって、たがいに補い合うのだと思います。それを「反対意見」と表現すると、しばしば妥協の余地がなくなってしまいます。


私こういう考え方、大好きなんですよね~~
けど最近の世の中って、あんましこうじゃないですよね。最近というか、私の中では、小林よしりんの「戦争論」が出て、ウヨサヨの趨勢が逆転した頃から、という感じが抜き難くあるのですが、相対主義から絶対主義へ時代が変わったというか、「誰が正しいか、敵は誰か」という考え方が主流になってきたというか。もっと言えば、「誰かを敵として叩くことで、ルサンチマンを解放する快感を味わうとともに、自分が正義の側に立ててますます快感」みたいな、正義のフリして身も蓋もない欲望・快感原則に従ってるだけみたいな。
もしかしたら単に私の視野狭窄による偏見かもしれませんが、なんとなーくそう感じてしまって。
で、先に名前を挙げた、手塚治虫さんや北杜夫さん、河合兄弟さんとかはきっとそうじゃない、たぶん養老さんと同じく、こういう「正義の側に立って悪を叩く快感」にはすっごく違和感持つんじゃないかな~と信じられて、なんだかとてもシンパシーなんですよね。「昆虫好き」には、なにかそうゆう要素が関係するのかしらんとか。もっとも私は昆虫嫌いですが
(ただまあ、相対主義はどうしても「日和見」「傍観」「綺麗事」に堕しやすいから、決断を求められる時には無力な場合があることも事実だと思います。なので、時代の変化が絶対主義的考え方を要請したって部分もあるんだろうな~とは感じます。それこそ、どっちの考え方が正しい間違ってるってわけじゃなし(とどこまでも相対主義) ただ、「正義をカサにきて、実は快感に酔ってるだけ」っていうのが感じられると途端にヤんなるんですよね

最後に、昆虫学者であり、新潟県「胎内昆虫の家」の初代館長であり、そしてこれまた医学博士でもある馬場金太郎さんによる碑文。こういう考え方も、すごく先の方々と共通するような気がして。
(ちなみにこちらの「昆虫の家」は、スタンダードな「昆虫の標本・生体の展示館」です。馬場金太郎さんの石碑もここにあります)

生きるはかなし 死もまたむなし

若いときから研究に糊口して、多くの昆虫の命を奪ってきた私であるが、生物が他の生命を犠牲にすることなしには生きられぬ宿命をかなしむ。
それ以上に私を含めた人間が、緑の星・地球の主であるという思い上がりをあわれむ。
せめて、このささやかな碑を、もろもろの生きとし生ける人の営みのうちに失われた多くの小さい生命にささげたい。 
施主 虫キチ


あっそうそう、ムシテックワールドの入口には放射線量を知らせるボードがありました。
会津が0.07ですから、だいたい同じくらいですね♫ 県外からお越しの方、どうぞご安心ください 特に飛行機でお越しの方は、福島空港のついでにお立ち寄りになるのもよろしいかと。

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というわけで(?)次は福島空港レポです♫
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