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美味しんぼ問題

先生とKKとの面談あれこれとか、夏ディズニーのホテル予約状況とか。
書きたいことは色々あれど、まずはいちばんビックリしたこのネタを

鼻血うんぬんで「美味しんぼ」が炎上してるらしいのは知ってましたが、朝のワイドショー「スッキリ」でも取り上げられるとは!しかもワールドカップ日本代表ネタを抑えての冒頭特集で!

美味しんぼって、そんなニュースネタになるほど影響力あった=読者が多かったのか!?
まあそう言ってる私も、単行本が出れば買ってる1人ではあるのですが

私と美味しんぼの出会いは、確か小学生か中学生の頃。
朝日新聞の日曜版みたいなやつに、1話まるごと載ってたんですよね。中国残留孤児の人が、山岡士郎の探してきた「黒い魚」を食べて、肉親に関する手がかりを思い出すという。
戦中派の両親(加えて父は満州帰り)を持ったためか、当時から太平洋戦争に興味あった子供としては、「あの時みんなで食べました。父も母も姉も。みんなで食べました。とてもおいしかった」と登場人物が泣くという話が琴線に触れたのもさることながら、「こんなマンガがあったのか。大人用のマンガもけっこう読みやすくて面白いんだなあ」と初めて思った「大人用のマンガ」で。

長らく読んでいくうちに、コメ牛肉問題とか韓国人への差別とか浮浪者へのまなざしとか色々出てきて「ああこの作者って昔ながらの反米左翼なんだな」という印象を持ったものの、私自身も作者に近いスタンスなのでそれはOK
まあ長良川河口堰とか三浦の海とか、世論をかきたてようという意図がどんどんあからさまになってきたり、浮浪者辰さんと「浮浪者を差別しない」というポリシーで付き合ってるけど、それって差別意識に裏打ちされたポリシーよねとか。
(それがよくわかるのが、茶人へちかんの回。大茶人が浮浪者たちと一緒にお茶を楽しむところを目撃して、岡星さんが「素晴らしい。これこそ本物のお茶です」って目をうるうるさせながら言うんだけど、それって「あんな浮浪者ごときとつきあうへちかん先生の心の広さときたら」という、いわば目をうるうるさせるほど浮浪者を下に見てるからこそ湧き上がる感動であって(^^;))
そんな感じで、全面的に同意!って思いながら読んでたわけじゃないですけど、それも含めて(色んな意味で)面白く、また料理ネタが純粋に楽しくて、好きなマンガです。私の中では47巻・山岡と栗田さんの結婚話までがピークだったかなあ。

先週・今週の鼻血話は、実は雑誌では読んでなくて、twitter及び「スッキリ」でしか見てないんですけど印象としては「あーやっぱしな」。
元々この作者、「安心な食材」というのをものすごーーーく重視してましたもんね。農薬なんてもってのほかみたいな話は美味しんぼで散々描いてたし。こういう「エコ」って現在、サヨクの一環を形成するものとして確実に存在してると思うのですが(私はサヨだけど、エコ方面への関心はナシ)、美味しんぼを読むと、そういう「エコ」が、「反米」とか「大企業≒国家への反権力」といった思想に結びつくからサヨクになるんだなとよくわかる気がします
(あ、でもこれは作者みたいな筋金入り「左翼」で、サヨク系だと「反米」「反権力」じゃなく「無知な人たちは早死にするけど、知ってる私は長生きできる」という個人主義(?)や、「私だけが助かるんじゃなく、無知な人にも教えを授けて助けなければ」という啓蒙主義(?)の方が強い気が。ってめっちゃ偏見

で、長年「美味しんぼ」を読んできた読者としては、福島の原発事故が起こった時、作者はこれをどう描くかが、不謹慎ですけど興味シンシンだったんですよね。筋金入りの左翼体質な作者としては、風評被害を蒙ってる農家を含めた、福島の被災者に同情し、寄り添わずにはいられまい、しかしエコ体質としては「風評被害だ、福島がんばれ」と言い切ることもおそらくできまい、さあこの矛盾をどう描く!?という、ちょっとイジワルな期待が。
(そういえば、似たようなジレンマに陥った回として「タイ米の味」という話がありました。山岡士郎が味的に絶対に認められないはずの「タイ米」を、「タイのお百姓さん今までまずいまずい言っててすんませんでした」というスタンスで描きつつ、しかし山岡の口から批判はさせず「物知らずな」副部長に代弁させてるあたりが「コスい」と思ったもんです。アメリカ米のことは批判しっぱなしなのに、アジア≒弱者相手だと途端にこのスタンスかいとか
あとそうそう、先立って、岩手・宮城の被災地をめぐる巻が出た時も、内容には文句ないけど「あー福島のことから逃げたな」と思っちゃいました
しかし110巻「福島の真実1」では、思ったよりもそこら辺が両立されていて。
北会津の農家さんとか出てきたんですが、今までの美味しんぼのスタンスなら「ゼロベクレル以外は認めない」になりそうなところ、意外と「これは風評被害だ」と山岡たちが批判する話とかも出てきて。
さらに「実は山岡の根っこは福島にあり」なんつー、「絶対後づけでしょ」的な思わせぶりなエピソードも出てきて、111巻を首長くして待ってた今日この頃なんですが。

ここに来て、いきなり反対側に針が触れたのかな?という印象は否めません。読んでないけど
まあ会津と双葉町ではやっぱり線量が違うし、会津に住めるからって双葉町にも住めるなんては言えません。しかし逆に言えば、双葉町に住めないからって会津にも住めないともやっぱり言えないわけで(「スッキリ」で「だから私は福島県内に住むなと言ってるんです」みたいなセリフが映し出されてて、あららららと

放射能による鼻血、しかもたかだか何度か取材に来たくらいで鼻血が出るくらい被ばくしたってんなら、それ以外の、ぶっちゃけ命に関わるくらいの身体症状も出ているはず。そもそも原発作業員はどうなんだ。等々の批判はまったくそのとおりだと思います。
また「で実際、鼻血は出てるのか?」と疑問に思う県外の方向けに、会津在住の私の知る、狭~~い範囲では、ですが。
出てません
我が家では大人も子供もここ5~6年、鼻血出たことありません。周囲の人からも聞いたことありません。
井戸川さんは「言わないだけです」って言ってたみたいですが、私思うに、そういうのは「口に戸は立てられない」類の話題だと思います。だって他所から来る取材者じゃない、住民にとっては文字通り、命がかかってるわけですから。
仮に、いっくら「風評に繋がるから言わないようにしよう、騒がないようにしよう」という意識があったとしてもですね、実際にそこここで鼻血出す人が増えてたら(取材に来たくらいで鼻血が出るなら、そりゃもう住民の間では鼻血多発なはずですよね)「あらおたくも?」「やっぱり放射能の影響なのかしら」って、自然~~に話題になると思いますよ~~。むしろ「風評になるから言わない方が」なんていう全体主義的ストッパーがかかってる状態であればあるほど、「でもそうは言うけど心配だ」っていう思いを吐き出すため、余計に話題になると思います。繰り返しますけどこっちは命かかってますから。
(実際、2011年頃は「来週子供が○○町に合宿で行くんだけど、線量高いから心配だわ」なんていう井戸端会議in会津もありました。でもその時でも「最近鼻血が増えてるみたいよね」なんて話は聞きませんでしたけど)

そして今、町は平常運転です。
どう贔屓目に見ても、鼻血が増えてるようには思えません。
中通りや浜通りには、何回かしか行ったことないけど、たぶん同じ感じじゃないのかなあ。そんなに、ピリピリした感じはしないもの。町も新聞もTVも。
県外の方に、ぜひともそれだけは知っていただきたくm()m

余談ですが、どーーも私、美味しんぼ作者の、今回の福島に対するスタンスって、前述した浮浪者辰さんへのスタンスと同じだなあと思うんですよね。ある意味自分の無意識に正直なんだけど、ある意味理念が先走ってるというか、「浮浪者とも仲良くできるこの俺ときたら」が先で、つまりまず「浮浪者」という無意識のカテゴリーありきで、それをある意味利用して自分を良く見せてるというかなんというか。たぶん作者ほんとに、心から「差別」とかが嫌いなことは間違いないとは思えるんですけど。そんでこれは私も含め「差別嫌いなサヨクが陥りがちな差別」ではあるんですが。

ともあれ、それでも美味しんぼ111巻、そして今回の話が載ってる112巻の発売も待ってます 長年読んできた読者としては、海原雄山と奥さんの馴れ初め、及び山岡が海原雄山を父と呼ぶところは、ぜひとも読まずにいられないのでね~。
(てか110巻には「111巻は2月発売」って書いてあったのに、どうしたんだー
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テーマ : 福島県 - ジャンル : 地域情報

コメント

鼻血

会津在住のお知り合いの方々、鼻血が出なくて良かったです。会津は線量も全然低いですもんね。お米を始めとして作物も全然大丈夫だと思います。
でも私は鼻の奥に、1年以上は血の混ざったハナクソが詰まってたし(そんな事は今まで無い)、親も2年以上は鼻水に血が少し混ざっていました。それが被曝だとは言いませんが、出てる事は事実です。
言わないんじゃないんです。
言っても「関係ないから」で終わりなので特に言わなくなるのです。YouTubeで検索すれば沢山の出てた証言が見つかりますよ。
原発近くの知り合いにも何人か出てた人が居ましたよ。まぁ、興奮してて出てるのかもしれないですけど。

出てたか、出てなかったか、で言えば、出てました。しかも年単位で。

Re: 鼻血

こんにちは~♫

そうでしたか~。出ていたという方も実際にいらっしゃるんですね。今は鼻血や体調その他、大丈夫でしょうか?
親御さんもということは、体質とかそういうことが関係大なのでしょうか。私はどうも、自分及び周りで鼻血が出たという話を聞いたことがないので、やっぱり「関係ないから」に傾きがちなのですが(例えば「いつもなら見過ごしてしまうようなことでも、気になるから念入りに確認した結果見つかるのでは」とか)、個人の体質等それぞれ違いますし、「可能性」でいえばゼロとは言えないとも思いはします。鼻血の有無等、体調に関する詳細な証言≒データは数多く必要だろうとも。
被害者さんは会津ではない、どこか県内の別地域にお住まいなのでしょうか。色々大変なこともおありかと存じますが、今後もどうかお元気で&コメントありがとうございましたm()m
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