尚さん死す

1億2千万人の尚さんファンの方々、目の腫れはおさまりましたでしょうか
「尚さん死す」の回だったのに、ジョーのプロポーズにすべてをもっていかれた気がした第35回でした あ、そういえばこっちがタイトルだったっけ

なんといっても今回「おお!」と思ったのが、大殿&会津藩やんちゃトリオの結集シーン、すなわち時尾ちゃんと斉藤一の結婚式オメデト~
めっちゃ短いシーンで、会津編ファンとしてはちと残念ではありましたが、仕方ないですね。彼らはもう「八重の桜」のステージをある意味降りた人たちだし。それに短い分、印象も強烈というか、1つ1つのセリフがしみいりました 「穏やかな顔になったな」とか、「1つ報いることができた」とか。殿はこうして、なくなった1つ1つの命を己の罪として数えながら余生を過ごしたんでしょうか。
後年、「禁門の変などでなくなった会津藩士たちは賊軍じゃないんだから、せめて彼らだけでも靖国に」という話が出た時、「汚名が晴れた」と喜ぶかと思われた容保公は「禁門の変でも会津戦争でも、彼らは等しく会津の武士であり思いも変わらない。なのに祀られる者と祀られない者に分かれるのは受け入れがたい」と拒否したという逸話が、私はすごく好きなんですが、それを思い出させるセリフだなんて思いました。でも斉藤一が穏やかに見えたのは、目つきが変わったからじゃなく、髪がセットされてたからだと思います 見た目はやっぱしボサボサ髪の狂犬時代の方がかっこよかったなあ

しかしその回想シーンを語る斉藤の前に、キリスト教がどうとか話しながらジョーが現れた時は、ドラマながらどうなることかと気をもんじゃいました だっていくら髪をセットしてあるからって元・狂犬だし、見るからにケンカ弱そうな上に「神の愛が」なんて理屈をほざく西洋カブレなんて、元・狂犬にしてみれば一番虫が好かなそうなタイプだもんね
なのでその後、意気投合して酔っ払ってるシーンは、八重&時尾ちゃんと同じくらい安心かつウケました ジョーの「人の心にすっと入り込む人柄」の説明材料としては、「元・狂犬」ってこれ以上ないくらいの説得力ですね♪

この時の斉藤の思い出話を聞きながら「そうか京都って・・・」とジョーさんが思いついたのが、八重さんに過去と向き合わせること。
というかジョーに言われて私も気づいたのですが三郎がなくなった鳥羽伏見も京都だったんですよね、忘れてました
この時のジョーのやり方は、個人的にはちょっと引いちゃうレベルだったんですが、まあドラマだしジョー悪気ないしね(悪気あるかないかが一番の判断ポイントとゆう) 何よりその時の回想シーンがもう泣けて泣けて 「過去と向き合う」とかジョーの立ち位置といった、ドラマとしてのテーマや伏線以前に、「死んだ人を思い出す」ということが無条件に泣けてしまいました。ああおとっつぁまとか好きだったなあとか、今更ながらに思い出されて。

そしてやっぱり、八重の思い出の中で一番数多く出てきたのが尚さんシーン。よかった~~ いやなんか「尚さん死す」の報告を受けた時に「また1人で勝手に死んじゃって」と八重ちゃんがプリプリ怒ってたのが、え?そういう問題??と、これまたちょっと引いちゃう感じが否めなかったので、いっぱい思い出してくれてよかった~というか
いやまあ、悲しみを怒りに転化する、そうして乗り越えようとするっていう八重ちゃんの性格設定はよくわかるし、そうやって八重ちゃんが怒っていればいるほど、悲しみの深さは伝わってくるってのもわかるんですけど、なんかやっぱしね。「今度こそ2人で一緒に歩む関係を作りたい」という、ジョーのプロポーズを受ける理由作りとしての材料か尚さんは、とか思ってしまって
これはやっぱしあの再会シーンが尾を引いてるな、個人的に。私にはあのシーンはどうしても「八重(たち)に都合のいいことを言ってくれる尚さんと、わかっててそれに乗っかって見捨てた八重(たち)」にちょっと見えちゃったのでね~~ なのでその上で「1人で勝手に死んじゃって」とか「尚さんは戦死した」とか言ってもさ~みたいな 
いやまあ「どんなに援助しようとしても尚さんが頑として拒否した」という設定なんでしょうけど、それならそれで、そこをもっと印象付け(て八重たちの言い訳をし)てくれないと。あるいはいっそ、再会しなかった≒できなかったなら納得なんだけど。書き残したものが「他に送り先もないから」って届くくらいには縁が切れてなかったのね、とかまたまた思っちゃうし。ま一応「米取引の失敗で、自分をすごく責めていたんだろう」とかの時尾ちゃんのセリフもあったはあったけどさ~、どうも「困窮にも負けず会津のために頑張った尚さん」を描くのはいいけど、言い訳シーンが少ないために山本家が薄情に見えてしまいます;あくまでも個人的感想ですが。

というわけで、まさに「野垂れ死に」みたいに死んでいった尚さん。
うっすら目を開けたまま「生きてるの?死んでるの?」みたいな状態で倒れたところが、すごい演技だなと この後「八重」と言ってほんとに死んだわけですが、目を開けてるのに死者の顔でしたもんね~もはや
よかった、八重にいっぱい思い出してもらえて。悼んでもらえて。
そこでプロポーズされて「はい」と答えるのは、相変わらず「早っ」と思ったけど、個人的にはその後のジョー「やった・・・」がツボったのでもういいやって気分に うちの中1男子が、うっひょゲットしたぜラッキー♪みたいな時に発する「お、やった」とまるで同じだったのでウケました。江戸生まれも平成生まれも、こういう時の気分は変わらないわね

そうそう紀行も尚さんでしたね~♪
あの石碑や実家の看板は、この大河でできたのかな?ピカピカだったし
死者は思いが残るとこの世にとどまってしまう、生者が故人を惜しんで、偲んで、思い出語りをして故人の思いを受け止めることで、死者は心置きなくあの世へ旅立てる・・・というのはいとうせいこうさんの「想像ラジオ」ですが、尚さんはこの大河で、この世に呼び戻されたことで、今やっとあちら側へ行くことができたのかな?いや、実際の尚さんは、八重にきっと想われていただろうから、とっくに旅立っていたに違いない

なんて思った八重の桜・第35回でした。
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思わず

K&Uさんこんにちは!
こちら側に初めておじゃましますm(_ _)m

八重の桜ずっと一度もかかさず見てます。
ただ歴史に関する知識がうっす~いので、言えずにおりました><
それなのに今回、熱い思いがこみ上げてきて、コメントせずにはいられませんでした;;
ううっっまた目頭が;;
会津を思い会津の為に働き、世の中の中心にいてもおかしくない尚之助さんが、何故あんなに淋しく1人で死んでいかなければならなかったのか…
最後の「八重さん…」も切なくてTT
ただ、歴史上ほとんど知られていなかった川崎尚之助という人を、こうして知れた事は良かったなぁって、しみじみ思います。
この時代に生きなければならなかった人たちは、本当に背負うものが大きいですね><

八重の回想シーンも号泣でしたTT
私が住んでいる場所は京都の伏見なので、時代は違うけれどこの場所で…と思うと感慨深いです。
K&Uさんは会津なので尚更でしょうね;;
TDRよりも遠いので中々行けないと思いますが、いつかは行きたいと思います^^

新撰組、龍馬伝など今までも何度か見てきた幕末の時代なのに、歴史って見る側が違うとこんなにも変わるんですね。
まぁ、歴史に関わらずですが…

咄嗟に思いだけでコメントしたので、何だかまとまらず上手く言葉にできずにすみませんm(_ _)m

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Re: 思わず

sizrさんこんにちは~♪

おお八重の桜仲間でもあったとは!
最近の大河はもちろん、ドラマ全般あまり見てない(バラエティばっかし(>▽<))私も、八重の桜は面白いと感じます♪会津が舞台ということも大きいですが(^^;)

尚さんは本当に、報われない死でしたね。。。
多額の負債を背負って、米は届かず、誰にも知られず・・・
せめてね、せめて米が届けば、それで救われた人がいれば、名前の知られ方も随分違ったと思うんですけどね~。。。同じように負債を背負って会津藩にとかげのシッポ切りされたとしても。「努力したのに報われない」って本当に辛いですよね;;

> ただ、歴史上ほとんど知られていなかった川崎尚之助という人を、こうして知れた事は良かったなぁって、しみじみ思います。
> この時代に生きなければならなかった人たちは、本当に背負うものが大きいですね

まったく同意です!
もしかしたら尚さんのように、人知れず犠牲になった人、歴史に埋もれたままの人というのは、まだまだいっぱいいるのかもですね。

伏見でしたか!じゃあ三郎戦死シーン及び八重ちゃんのピクニックシーンなどでは、不思議なタイムスリップ感があったのでは!?(会津編の時はそんなシーン多々でした(*^^*))
京都は修学旅行ではもちろん、昔のチャンバラ映画ファンだった父が、その映画の数々を生み出した京都のことを好きで、家族で旅行に行ったのが懐かしい思い出になってます♪
町のいたるところに、誰もが知ってるような文化財や歴史が、しかも重層的に積み重なっていて、京都の奥深さを感じました。
そういえば三谷幸喜さんは、「新撰組!」の取材で京都をチャリで走り回った時、色んな歴史的場所の距離の近さに「新撰組や竜馬は、絶対町ですれ違ってる」と確信したと書いてらっしゃいました(>▽<)
あっちの店には桂がいて、そっちの店には土方たちがいて、その通りを竜馬が歩いているみたいな。そう思うと改めてすごいとこですね~京都って(@o@)
会津は、京都とは町の規模は段違いですけど、ともに「八重の桜」の舞台ということで、もしも機会がありましたら、いつかぜひ遊びに来て下さいませ(^^)/

ほんとに、見る視点が違うと、物事が全然違って見えるものですよね~、良くも悪くも。

残り1/4、なんとか完走して見ようと思ってます♪

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こんにちは~♪

そう!不思議なタイムスリップ感ありました(゚o゚;
ただ伏見って本当に田舎だなぁと…三郎の戦死シーンにしろピクニックシーンにしろ画面を見て何もないじゃん…と(^^;)

これからジョーとの生活が始まるので気持ちを切り替えないといけませんね(/_;)







Re: タイトルなし

こんにちは~♪

このタイムスリップ感を味わえるのは、舞台地の醍醐味ですよね~♪
伏見、確かにピクニックシーンでは、一面が野原みたいな感じでしたね!
今はかな~り変わったんでしょうね~

そういえば白虎隊が亡くなるシーンでも、飯盛山から見た眺めが「えっこんなにのっぱら!?」って驚いたのを思い出しました(>▽<)(田んぼだったかな??)
お城の見える方角とか大きさが、技術さんの努力の賜物か(?)現代とあまり変わらなかっただけに、これまた不思議なタイムスリップ感でした~♪

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周回遅れで

こんにちは~~
斎藤さんたちの結婚式の殿を見たら、どうして尚さんを助けなかったの~~という思いが募りに募って、自分のブログに書きまくってしまったんだけど、まあ、個人の見方を、自分の公的な場(?)でえらそうに叫んでもなあ~嫌な気分になる人もいるからと思ってやめました~~

でね~
コンナ見解もあるのね~
http://fukufukutan.jugem.jp/?eid=82
私は西島さん好きだから全然思わないけどね~

Re: 周回遅れで

こんにちは~~♪

そうねえ、せめて「ひとつ報いることができた」の時に、大蔵あたりから尚さんのことについて一言あってもよかったかもしれない・・・と思いつつ、でも殿は尚さんのこと自体よう知らんかもしれないしな~とも思ったり。
いずれにせよ、尚さんの描き方は、よけいなモヤモヤが増えるばかりという感じだったなあ;;

ブログのご紹介ありがとう!見てみるね♪
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