八重の桜・第6話

すっかり八重の桜・感想ブログになってる気がしますが
しかしやっぱり今回ははずせない!
京都守護職拝命~~~~

京都守護職を引き受けると何がマズイか?
1.ただでさえ今まであれこれ幕府のお役目務めてきて火の車なのが、さらに人と金がかかって藩が立ち行かなくなる
2.攘夷を取り締まる=あの、恨みを買って非業の死を遂げた井伊直弼と同じことをする
  てことは、井伊直弼と彦根藩同様の運命を辿るかもしれない
つまり、藩の弱体化が確実な上に、やっても報われない役目、下手すりゃトカゲの尻尾切りのように使い捨てられるだけの役目だと。誰が受けるかそんなもん!

ああ~なのに殿、ついに引き受けてしまいましたか~~
殿の涙にすべて持ってかれた回でしたね~~

これは春嶽の存在感によるところも大ですね~
せっかく前回、水戸を助けてやったっちゅうに、恩義を感じるどころか「適任がいます」って、なんという腹黒 おかげで殿の悲劇がいっそう際立つったら♪
しかし春嶽はほんとによかった!前回も思いましたけど、ほんとこの人が出てくると、「おお大河ドラマだ~」という感じがします。なんかもう、この人に目を付けられた時点でオワリでしょ、という納得の威圧感で。

もっとも、いくら相手が腹黒でも威圧感あっても、一介の庶民である年食いオババなら 
「そんな内臓ブラック野郎のいかにもな挑発なんぞ無視無視
とか思っちゃったりもしますが そこら辺ほんとに容保公っていうのは、若いこともあって、純粋で、責任感と正義感が強い「親藩の殿様」なんですね~。責任感の強さゆえに「養子だから」なんてのに過剰に囚われてしまい、「正義」を利用する腹黒い輩にいいように使われちゃう。あ~この構図はほんと腹立つわ~~!
(実子なら、いっくら「子孫にあらず」とか言われても「だーって血が繋がってるから子孫だもんね~」と開き直れたかもしれないのにね

そうそう国許にいる八重が言う
「京都守護職なんて名誉ですね♪」
というノーテンキ発言もよくわかるな~と。私もたぶん当時の一庶民だったらそう思いますもん
それがどういう意味を持っていて、今後どういうことになるのかなんて、熟知してなきゃわからない。熟知してなおかつそう言えるのかどうかってことは、今でも普通に多々あって、知らないまま流れが作られちゃうなんてことも普通にあって。個人同士の関係でも社会でも。

しかしながら、引き受けるという容保公と、やめてという頼母の対峙は、熟知していてなおかつ、の対峙なんですね。
ああ~胸かきむしられる~~~ わかっててやるっていうのと、わかってるならやめてっていう対立は、しかもどっちも私利私欲のためじゃないっていう対立は・・・辛いですね~~~~~
誰かがやらなきゃいけなくて、それでみんな助かる、でもやった人は助からないかもって時どうするか。「自己犠牲」という正義を取るか、「自己保身」という本能を取るか。
「皆を助けるに決まってるだろ!自分の命が惜しいなんて、卑怯者だエゴイストだ」
と、やたら正義を盾にとって他者を糾弾する人も
「自分の身は自分で守る。皆のために犠牲になるなんて単なる自己満足だ自業自得だ」
と、自己愛が行き過ぎて他者への情を忘れた人も、どっちもヤなもんです。なぜなら大方の人は、どっちも等分に自分の中に持っていて、そんなふうにどっちかにキレイにわりきれない心情を持っているから。
だからどっちもわかる。容保公も心の底では、頼母の訴えはよーーくわかる(実際何度も何度も断った)、頼母もまた心の底では、容保公の苦悩もよーーーくわかる。それでも!という2人の対決なんですね。そりゃもう家臣は泣きますて。殿だって切り捨てたもう片方の思いが、涙になって溢れてもくるでしょう

西田の頼母も偉いですね。あの場の空気に流されずに「納得いかない」となおも言えるのは大したもんです。だって殿が泣きながら「引き受ける」と言ったら、それ以上はもう何も言えないでしょう。いや、相手のことをなんも考えてない、自分の主張を通すことしか関心がない人なら簡単に言えるでしょうけど、頼母は殿の立場も思いも何もかもわかっていて、それでも、なんですから。重要な会議の時、こういうふうに場に流されない人がいるのは貴重だなと(もっともその意見も結局功を奏しませんでしたが)
一方こういうふうに、涙の説得もわかってもらえなかった殿の切なさ、これまたよーくわかります。この後容保公は京都に行って、孝明天皇のご信任厚くなるわけですが、おそらくその底にはお役目への義務感だけではなく、孝明天皇の置かれた立場に、自身と同じ「トップの孤独」を感じて共鳴してしまったから、より一生懸命に尽くしたんじゃないかしらん。

ともあれ今回の「京都守護職受けるか否か」って、戊辰戦争でも、その中での会津藩の内輪もめでも、ひいては現代の私たちの身の回り、さらには私たち1人1人の心の中にも、形を変えて永遠に存在する対決だな~という感じがして、とっても惹きつけられました。ただ平時はこれほどあからさまに、生きるか死ぬかみたいな形で表れないから助かってるだけで。

さてそういうわけで私的にはこの「京都守護職」が今回の大目玉だったわけですが、前半はもう1コお話がありましたね。
そう、山川二葉と梶原平馬の結婚

って、敏姫逝去という、人の生き死にに関わる大きい話がどっか飛んじゃってますけど うん、でもまあ、あんまし感想が浮かばないな。幸も存在感も薄かったなという感じで。
唯一の感想としては、あれはボツボツがあったから天然痘なのかしら?天然痘って、私の世代だと「ベルばら」でルイ15世が天然痘にかかって、物凄いグロ画像で死んでいくのがトラウマになってたりするんですが、こちらは意外とキレイな死に方でしたね。ってそんだけ?

んで結婚話ですが。
山川一家勢ぞろい。わー子供いっぱーい 山川家ってこんなに子供いたんですね!
しかもこの子供たちが皆優秀で、一番下の赤ちゃんは後の捨松だし、健次郎君は今から既に頭よい ちなみにKKの小学校には山川健次郎の肖像画が飾ってあって、授業参観に行った時「おお!さすが会津」と感心したものでした(しかしひっそりと飾られてるので、子供には「え?そんな肖像があったっけ?」というくらい知られてませんが
二葉だってwiki見ると、後に御茶ノ水の先生になってるし、基本、秀才一家・教育一家なんですね~。もっともこれは「賊軍・会津が世に出るには教育を重視しなくては」という当時の風潮もあったと思いますが(いつの世も、恵まれない子が一発逆転を狙うには勉学が一番手っ取り早いですもんね)。

んでその二葉ですが、私的には最初、あんましイケすかないキャラかな、ツンケンしてて、と思ってたんですよね。
けどこの人はあれですね、「あさきゆめみし」の葵上ですね光源氏の正妻の。
ってまたまたどうゆう見立て いやこう、紫の上みたいに自分の感情を上手に伝えるコツを知らなくて、結果的にひたすらお高くとまってるだけになってしまうっていう。
「人を愛したらどうやってそれを伝えたらいいのか知らなかった。愛したらただやさしく微笑めばいい。それだけのことが今やっと・・・」
と、死ぬ間際にやっとダンナと心を通わせることができた葵上を、光源氏は
「なぜ気づいてやれなかったのか。気位の高さゆえに寂しさを口に出すこともできず、冷たさの仮面で装った心の中に、不器用な幼子のようなあの人自身がいたことに・・・」
と、後悔の念とともに思い返しますが、さて梶原さんはどうかな~?

梶原平馬って知らなくて、wikiとかで見てみたら、後に奥羽越列藩同盟に関わる人なんですね~
そして私生活の方はどうやら
「生真面目な女は息が詰まる」「じゃあうちの姉なんて」「いやいや二葉さんはあれでいい。武家の妻はあれくらい堅くないと」
という会話が「伏線か~~~」という感じだったようで
こちらは山岸涼子の「蜃気楼」というマンガを思い出しちゃいました なんだか自信満々でサバけた感じといい、そういや見た目もなんだか「蜃気楼」に出てくるダンナさんに似てるしとか。このマンガ、「「妻には家を守ってもらって、愛人とは刹那的な楽しみを」を実践するのがカッコイイ男」とか勘違いしてる方には、ぜひ読んでみてほしい傑作です

次回からは覚馬も京都に行って、「至誠にして動かざるものは~」が通用しなさそうな世界を、容保とともに目の当たりにすることに。
ま内容的には「1回休み」的な次回ですが その次、第8話はお待たせしましたの新撰組、9話はついに8月18日の政変と、この先だんだん歴史の渦中に巻き込まれていく会津藩なのでした。
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コメント

No title

おはようございます。
なるほどなるほど。いいじゃないですかぁ感想ブログ!!ふんふん。来週は1回休み的な回なのですね。一旦涙腺閉じ!!
今回は丘隅の娘雪が出てきても~その辺から鳥肌そして涙。最後は自分でもアホだと思いながらも「会津城に行って容保様止めて来る!」と言って家族に馬鹿じゃねって言われました^^;)

Re: No title

おはようございます♪
来週は「予感」だらけで、今週みたいな大きな動きがあんましないんですよね;;
でも会津パートは楽しみです♪戦場に家族を送る側の描写とかあって。そうそう東山温泉も出てきますしね(^^)v

雪さん出てきましたね~!私も雪さん好きなので、なんだか切ない(来週はもっと切ないかもです)
だんだん戊辰戦争で名前を見る人が増えてきて、ああ時が近づいてるんだな~とゾワゾワしますね;;

あははは(>▽<)それはもう頼母さんが憑依してしまったんですね>「容保様止めて来る!」
あのシーンは素晴らしかったですね~!私も思わず涙目になっちゃいました(T_T)
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