八重の桜ノベライズ

松尾しよりさんの「清らにたかく~ハンサムガール」の最終回&2巻を、早く読みたくてウズウズしている今日このごろ
折しもTVでは八重の桜の予告編が流れ始め、禁断症状に拍車がかかる~~

「八重の桜」予告編・5分バージョン

このロングバージョンでは驚いたことに、鶴ヶ城の紙芝居を見る綾瀬はるかちゃんの姿まで!
私たちも以前見た時に「ここに綾瀬はるかちゃんが座ってたんですよ」と教えてもらいましたが、こんなに真剣な顔で見ていたとは。なんか感激
Uも「あっこれ前見たやつだよね!」と感激してましたが、鶴ヶ城がバンバン攻撃されてるシーンでは「ほらあのお城がこんなことに」と驚かそうとするママに「CGじゃん」とクールな答え。6歳児のくせにCGとかチッ

さてそんなこんなで、こないだはついに「八重の桜」小説版まで購入。
もうNHKの思うつぼねアンタ いやお正月休みに読もうと思って~

大河ドラマのノベライズって、読んだの初めてなんですが、セリフ&「歩いた走った」等の行動描写だけかと思ってたら(だから買う気がしなかった)意外と、地の文で説明するところ多々なんですね。これどうやって映像でわかるように描くんだろう?というところが何カ所もあって興味深かったです。

本当はお正月休みに読もうと思っていたこのノベライズ、買ったら予想外に面白くて、一気に読んでしまいました またいいところで1巻が終わってるんだわ

やっぱり会津視点で描かれるのがいいですね~♪会津好きにはたまらないと思います
といっても過剰な会津賛美ではなく「会津は頑固で、軍制改革や鉄砲など、新しいことはなかなか受け入れない」といった、後年の戊辰戦争の負けっぷりにつながる要因なども描かれていますし、京都守護職を拝命する際には「無骨な会津に策謀は不得手」という、暗雲を予言する自己評価なども出てきます。秋月など会津藩にとって重要な人を、ほとんどメンツで重用しなかったり。後年の、神保修理の悲劇などにもつながってくるところですね。「義を貫く誠実さ」というのは、時にこうした「頑固さ」と表裏一体で。

で、読むとやっぱり、どっちの気持ちもわかるんですよね。覚馬をはじめとする「we can change!」な若い人の言い分も、「事を急くな。秩序を守れ」という年寄りの言い分も。だって自分自身が若い頃はそう思ってたし、年取るとやっぱり「守る」ことの重要さもわかってくるんだもの。せめてあの曲のように「もう少し時がゆるやかであったなら~」。

今から見れば「あの時ああしておけば。若い者の意見をもっと聞いておけば」ですが、渦中にいたら、将来がどうなるかなんて、ほんとにわからなかったと思うんですよね。ごく少数の人を除いては。
で、どんどん状況が変わっていくわけですが、読んでるとなんか「完全試合は悪魔のプレゼント」という言葉を思い出すような。昔の野球用語で、完全試合した人は意外と大成しないことからそういう言葉ができたそうですが、容保公&会津藩もなんだかそんな感じで。
井伊直弼の暗殺で寛大な処置を求めた容保の意見が受け入れられたり、雨の天覧行事がうまくいったり、8月の政変を収めて帝の親任がますます篤くなったりと、その時はいい結果になった~と思って、登場人物とともに安堵のため息ついた事柄が、実は後の悪い結果を招く萌芽でもあるという。けれどその時はわからない。この恐ろしさ

また、周囲も黒いですね~ 上にも書いたとおり「無骨な会津には不得手な、企みや策がうずまく」公家衆はじめ、春嶽が黒い。海舟も若干。慶喜なんか真っ黒 私ど~も慶喜って鳥羽伏見での悪印象が強いキャラなんですが、それにしてもこれほど黒いか おかげで、真綿で首を絞められるようにジワジワと戊辰戦争の負け戦に追い込まれていく容保・会津藩の様子に、背筋がゾクゾクしっぱなしでした

京都での政変の後、焼け出された庶民の様子や、「俺を殺して攘夷か。夷狄を切って攘夷か」という、攘夷運動への違和感なども織り込まれていて信頼感増します。そういえば銀魂の幾松さんも確か同じようなことを言っていて、一気に銀魂好きになったものでした

さて肝心のキャラたちは。
八重ちゃんはまあキャンディキャンディかな。ってどうゆう見立て いやなんか昔の学園ラブコメの主人公みたいなキャラだなと。明るくておてんばでひたむきで、片思いされてることに気がつかないとか、で実はおとなしい親友がその男の子のことが好きだとか、どこのキャンディとアニーだ

いやそれはそれでいいんですけど 話はぐいぐいひきこまれますし、この八重ちゃんのまっすぐさは読んでて気持ちいいです。ただキャラとしては、やっぱり私は「清らにたかく」の八重ちゃんの方が好きだな~と。
全体的な内容は、周辺状況をテンコモリ盛り込める大河ノベライズの方が詳しいですが、キャラの魅力は個人的に断然「清らにたかく」に1票 私にとっては「清らに~」の八重ちゃん=スケバン刑事ですから。ってどうゆう見立て いやなんか、底にこう悲しみがあるところとかね。それ言ったらキャンディだって底に悲しみはあるんですが、とりあえず個人的に、明るいあまりどっか押しつけがましいキャンディより、麻宮サキの方が好きだってことで
「サキさんは優しい。本当は例えようもなく優しいのに、周囲を守るためにその優しさをひきちぎって戦うしかないんだ」
「もしもあの人が守る側でなく守られる側であったなら、どんなに優しくたおやかな女性だったろう。ねえ神さん」(「スケバン刑事」で三平がサキを評して曰く)

そういえば八重ちゃんが、頼母とあまりにもいい感じに偶然(しかもたびたび)接触してるのは、ドラマならではの面白さ。この頼母もキャラ立ってていいですね~。ていうか基本、登場人物が皆それぞれにキャラ立ちしてていいですね~♪覚馬の妻・うらとかもいいし、どの立場にもすんなり感情移入できます。

たとえば蟄居を命じられた頼母。会津を思う心は同じなのに、手段の違いでわかりあえなくなってしまう。どの立場でもない、本で読むだけの読者には、そのどちらの気持ちもわかるから切ない。
「夫の忠義に偽りはないから」と、非難されても堂々とふるまう頼母の妻・千恵もグーです
戊申戦争時、娘たちとともに一族で自刃した人。そうした女人は会津城下に他にも大勢いたけれど、千恵は頼母の忠義を証明するためにもそういう道を選ばざるをえなかったのかもしれないなと思わせるキャラ設定でした。嫌々自刃したという意味ではなく、「夫の名誉を守るために自分がすべきことはこれだ」という。
そういえば明治の世、郡長政という、戊辰戦争終結時に頼母その他の身代わりとなって切腹した萱野権兵衛の息子が、ちょっとした雪辱を注ぐために、切腹して死んでいくのですが、そのエピソードを思い出しちゃいました。自分がこうしなければ、偉大な父の名が、家名がすたるといったような。

他にも、新撰組・斉藤一の初登場の直後に、失恋して「私は一生お嫁に行かない」と宣言するアニー・フラナガン、じゃなくて高木時尾のシーンが出てきたりして、うまい 大丈夫よこの人と結婚するから
斉藤一も、ドラゴンアッシュってどうなの?と思った配役でしたが、これ読んだらイメージ的にけっこういいかも なんかすごく印象深い斉藤一になってます。これは楽しみだな~♪

1月6日午後20時。NHK「八重の桜」に期待しつつ、よいお年を
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テーマ : 大河ドラマ - ジャンル : テレビ・ラジオ

コメント

No title

明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。

サキさんだったんだ!(*´∀`*)
うちのサキも、ひと段落致しました(*´∀`*)

次の仕事は、年明けに編集部との
話し合いがついたら、(-_-;)書かせて頂きます。
そうか、スケバン刑事だったんだんだ(*´∀`*)
なんか、嬉しい。
有難うございます。

Re: No title

あけましておめでとうございます(^^)/
昨年中は本当におつかれさまでした&ありがとうごいざいましたm()m
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

かっ勝手な見立てをしてしまってスミマセン!!!(>_<)
この、優しさに裏打ちされた義侠心(?)はまさに昔大好きだった麻宮サキだ!とか思っちゃって;;
「嬉しい」と言ってくださって救われましたm()m

子供の頃、明るくてけなげで優しくて親切で・・・という主人公が出てくるマンガはいっぱいあったけど、話は好きでもキャラが好きになれなかった読者としては、麻宮サキは初めて好きになった主人公と言っても過言ではないくらいで。
もっともらしい人気先生や、「文武両道!」とかってやたら独善的に立派なことやってる生徒たちの欺瞞を暴いてくれるところが、上記の文句つけようが無い主人公キャラに対する「ヤな感じ」を代弁してくれてるような気がして。なんかこう、「卑怯」なことへの怒り度が高いんですよね。そしてそのベースには優しさがある(ああやっぱり八重ちゃんだわ)。

サキさん、じゃなくて八重さんの最終回、もう本屋さんに並んでる頃ですよね!
今すぐ読みたい気持ちと、もうすぐ出る2巻までお楽しみを取っておきたい気持ちとで、今せめぎあってます(><)ああ~楽しみだ~~~
次のお話も楽しみにしてます!どうぞ忙しくなる前に、会津の温泉でゆっくり休んでくださいね♪
(そういえばお正月にやってた綾瀬はるかちゃんの旅番組で、向瀧さんが出てましたね!一目見ただけでさすがの風格でした~)
 

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