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ばーちゃん入院に関する雑感

新発田の母ことばーちゃんの手術、無事終わりました

手術は、股関節を人工関節に入れ替えるというものです。
ばーちゃん2~3年前から、立ち座りのたびに膝が痛い痛いと言ってたのですが、最近は横になっていても足の付け根が痛くて痛くて寝られないくらいだったそう。
もっとも年寄りにはこういうパターン多いらしくて、痛み止めを飲んでごまかしながらお迎えを待つというパターンもあるそうですが、ばーちゃん体質的に痛み止め薬がダメで(飲むと吐いちゃう)、けっこう周りにも同じ手術をしてピンピンしてる年寄り仲間がいることもあって、手術決意

先生いわく、この足の痛みは確かに年寄りに多いんだけど、もともとは遺伝による、持って生まれた骨の奇形である場合が多いとのことヘエ~~~
「エエ~でも私、子供の頃は何ともなかったですよ~。足なんてすごく速かったんだから」
と、さりげなく自慢こきながらばーちゃんが先生に質問すると、それに対する先生の説明がまた面白かった
そもそもなぜこの痛みが起きるかというと、骨盤にぴったりハマって滑らかにグリグリと動くべきボールみたいな股関節が、ばーちゃんの場合変な形してるせいで、骨盤と変な感じで接触して痛みが生じる・・・みたいな構造らしいのですが、これはけっこうよくあることだそうです。年取ってから痛くなるのはこのパターン、つまり生まれた時から骨が変な形してた場合が多いとか。
ではなぜ若い時は生活に何の支障もなく、年取ると痛くなるのか?。
実はこの骨盤と股関節の間には、軟骨があるそうです。おそらくは滑らかに動かす手助けをするためでしょうかね~??
ですがこの軟骨、年とともにだんだんすりへっていくものだそうで。
昔の時代なら、軟骨がすりへりきる前にお迎えが来たところ、今は長生き時代になったので、軟骨がすりへりきって痛みを訴える年寄り患者増大・・・ということだそうですへ~~面白いなあ(って人ごとみたいに言ってますが、この奇形は遺伝するらしいので将来の自分のことかも

こういう話を聞くとつくづく、人間って(というか生物って)よくできてるなあと感心してしまいます。
曽野綾子さんはこうした人間の体の仕組みをさして「神の手が見える」と小説中で書いてましたが、安易に「神」を持ち出すのは無宗教である私には抵抗あるものの、なんというか「人知を超えてよくできてるシステム」には、両手を挙げて降参する思いです。

んなわけで、このデコボコ股関節を取っ払って、チタン製の銀魂・・・じゃなくて銀玉&それと足の骨を連結させる銀の杖みたいな大腿骨みたいな銀の棒(しかもけっこう重い)を体内に埋め込むわけですが。
これまたすごい話ですね~。人間もよくこういうことを考えて更に実行して成功するもんです。「人知を超えてよくできてるシステム」に対抗しようという人間の情熱=科学には、これまた降参する思い。「ばーちゃん脳髄出血」の時も強く思いましたが。

そんな説明を聞きつつ、手術前に「全身麻酔許可書」だの「輸血承諾書」だの、ま~色んな書類にサインするわけですが。
そうそう輸血の話も面白かったなあ。近親者から輸血不可なんてご存知でしたか!?(え?常識??
昔はそういうこともあったそうですが、今は遺伝子的に近い間柄で輸血すると色々よろしくないことがわかってきたそうで。へ~~じゃあ昔の人とか、そういうので危険な状態になること多々だったんだろうな~(だって普通に考えたら家族間で輸血するのが一番良さそうに思っちゃいますよね)。こういうのをどんどん解明していく人間の情熱には(略)。

そんなこんなでいよいよ入院・手術となったわけですが。手術後数日間はけっこうハラハラでした。
だってばーちゃん、手術前はすっごく元気だったのに、術後はもう「このまま余生は寝たきりになるんじゃ!?」と不安になるくらい、グッタリで
手術前日、及び術後1日半くらいは絶食なのを「ええ~食べることが楽しみなのに~」と残念がるくらい、がっついてるばーちゃんだったのに、手術後の食事はおかゆ一口がやっと。それでも吐いてしまう。食べなくても吐いてしまう。胃から何も出ないのに吐き気だけは常にある。吐き気がない時はウトウトしつつ常に手が動いている。なんか色んな夢見てたそうです。掃除する夢とか(主婦って悲し~)、野馬追いに追っかけられる夢とか(中通り出身のばーちゃん、子供の頃親戚に連れられて見に行ったそうですが、迫力ありすぎてめっちゃ怖かったんだそうです)。つまりは熟睡もできず。

おそらくは全身麻酔がまだ残っていたこと、及びばーちゃんの苦手な痛み止めが術後20時間は点滴投与され続けていたせいだったのでしょうが、術後3日たっても栄養がまったく経口摂取できず、栄養剤の点滴が追加の嵐なのはやっぱり不安でした。
加えて血圧や発熱、及び血糖値がめっちゃ高くなったのもね~~。ばーちゃん毎食前にインシュリン注射するほどの糖尿持ちなんですが、手術前
「人工関節を入れた後危険なのは、まず転倒等による脱臼。それから糖尿の場合は、血糖コントロールがうまくいかないと、人工関節入れたところが膿んできて(だったかな?なんかとにかくその周辺がおかしくなるそうで)、そうすると再手術をしなきゃいけなくなる」
と説明されてたんですよね。それが術後はなんと、何にも食べないのに血糖値300超が続く!(普段は180そこそこです)
お医者さんや看護婦さんは「そういう人もいますよ。術後の体調は個人差がありますから」と、不安な様子はさほどありませんでしたが、家族の場合は「頭ではわかってるけど、でも不安」なんですよね。
食べるのと同じくらい、人と話すのが大好きで、2人でいると大抵「ばーちゃん8、私2」くらいの割合でしゃべりまくってるばーちゃんが、起きてれば吐き気、後は寝っぱなしで(トイレはもちろんオムツ)、どーでもいいけど私はその間に病院併設の図書館で吉田秋生「YASHA」全12巻、「はいからさんが通る」全7巻を借りてきて読破してしまいました(それくらい寝たきり状態だったということで

この不安感を共有してくれたのは、ばーちゃんについていた看護士実習生でした。
新潟市の「国際メディカル専門学校」から来ている男の子で、杉の木のようにスクスク育ったという感じのとってもいい子。新潟では「男と杉の木は育たない」と言われますが、そんなことないですよ~ この子なんかまさに「気は優しくて力持ち」といった印象の、体はデカいけど心は乙女な感じの子で(だって「シフォンケーキ焼くのが好きです」とか言っちゃうし)。将来は高齢者医療の方に行きたいという希望も奇特ですが、「この体格と性格ならピッタリだろうな~」と思えました。
何でも国家試験を受けるまでに、実習8コを修了しなきゃいけないそうで、今回は3コ目、「術前・術後」の実習だったそうで。
実習生なので、何かを判断するにもまず「看護婦さんに聞いてみます」で、やることは血圧や体温測定など、その「手をこまねいて様子を見るしかない」という立場なのが、なんとなく付き添い家族と同じように思えた上に、色んな患者をいっぱい見てきたプロ看護士さんとは違い、「麻酔が残ってるせいだと思いますよ」と言いつつも心配だ~という様子がまた好印象。いやもちろん、プロならではの「それほど心配する状況じゃない」という冷静な姿勢も、付き添い家族には必要なものなので、どっちがいいってわけじゃないんですけど。

術後4~5日くらいからでしょうか。麻酔の影響もすっかり消え、さらに痛み止めの点滴もなくなって2~3日経過したあたりから、吐き気も消え、相変わらず少ないものの食べる量も、起き上がれる時間も増えてきて、胸をなでおろした頃がちょうど実習最後の日だったのですが、その朝いつものようにやってきた実習生さん
「あれっ今日は声の張りが違いますね。えっおかゆも半分も!?よかった~~!!ほんとによかった~~~!!!」
これはほんとにうれしかったです 「おたんこナース」にもこういうエピソードがありましたよね。新人ナースだからこそ、このタイミングで「よかった!」という笑顔が出る。それが患者さんの心を和らげる。という。
ベテランさんはベテランさんならではの、新人さんは新人さんならではの持ち味で、それぞれ役割分担できているってことなんでしょうかね~。病院に限らず、どんな世界でも。

ちなみに国際メディカル専門学校では、毎年5月末の平日、ビッグスワン外の公園(誰でも入園可)にて、戴帽式の予行演習を行うそうです。
「公園に来てる人とかきっとびっくりしますよね いきなり集団で「私たちは~ナイチンゲール精神に」とか始まるから。見てる人もけっこう多いです」とのことですので、お近くの方、興味があったらぜひ5月末のビッグスワンへゴーです。今戴帽式をやる学校は少なくなってるそうですので、見る価値あるかも!?
最終日は「○○君ならきっといい看護士さんになるよ~」「ご家族にも感謝するのよ~」「ハイありがとうございます」と、3人とも笑顔で元気にお別れできたのでした

そんなこんなで、先日はついにおかゆ完食!
血糖も普段どおり180台に落ち着き、話すペースも日に日に「ばーちゃん8」を超える勢いで(もうマンガ読むヒマなし)、こないだからはリハビリも始まりました。
それにしても、あの吐き気はやっぱり麻酔&痛み止めだったんでしょうかね~。痛み止め薬に弱い体質の方は要注意ですね。
あとはくれぐれも転倒とかしませんように、アーンドこの1週間、福島に泊り込みでダンナKKUのお世話をしてくれた白根のジジババちゃんに改めて感謝ですm()m
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テーマ : 医療・病気・治療 - ジャンル : 心と身体

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