2010新発田まつり・帰り台輪

2010年新発田祭り。帰り台輪編です。
(過去の帰り台輪レポはこちら
帰り台輪は、通称「ケンカ台輪」の名の通り、その「出来レースながらも本気で流血する」喧嘩が華
毎年8/29の夕方18時頃、諏訪神社を出発した6台の台輪が、途中数箇所で、もみあいへしあい殴り合いしながら、各町内へ帰っていきます。

私たち(私と子供2人)は16時ごろから、小銭をバラまきながら屋台を周遊し、17時半ごろ、ついでに諏訪神社におまいり。
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新発田祭りは屋台も有名。諏訪神社を中心に、3本の車道が屋台でずら~っと埋まります。
神社前にある東公園には、射的などのゲーム系屋台各種に、もはや伝統となったお化け屋敷。
「お笑いお化け屋敷」と看板にありますが、年季が入ってて「お化けがお化けになっちゃってる」みたいな感じがコワクて入ったことありません;;

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諏訪神社の境内には、6台の台輪がずら~り。
出発間近なので、担ぎ手の皆さんやおまわりさんなども続々結集。「いよいよ始まるな~」って雰囲気です。

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この6台の台輪は、8/27日早朝の「奉納台輪」にて、各町内から神社に奉納されます。
帰り台輪までずっと境内にあるので、台輪を間近で見たいという方は、祭り期間中の諏訪神社にぜひどうぞ。
各屋台の乗せ物(お人形さん)や、釘を1本も使っていないという寄木つくりなど、じっくり見学できます。

本殿に行ったら、ちょうど子供台輪チームがお参りしているところでした。
数年前から参加するようになった子供台輪。ケンカに巻き込まれないよう、先頭位置になってます。
ケンカ台輪になくてはならない地元密着型ヤンキーが、もはや絶滅危惧種となった今、次世代への継承策として実を結ぶといいのですが。

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そろそろ18時になるので、場所取りに向かいます。
今年は清水園前交差点、通称「武者溜まり(すごい名前!)」の四つ角で見ることに。

帰り台輪のもみあい(=ケンカ)ポイントは、伝統的に決まっています。
ここ清水園前交差点、そして大栄町前交差点、その後桟敷席で煽った後は、三之町など各町内へ帰る道すがらの交差点などなど。
ここら辺のポイント及び到着予想時間などは、新発田市民だと、詳細を書いたパンフレットが市報とともに宅配されます。市外からお越しの方は、市役所なんかに問い合わせてみるといいかもしれません。
この「武者溜まり」は、諏訪神社を出てすぐ、一発目のもみあい場所ということもあって、「台輪の人たちがまだ疲れてなくて威勢がいい」という地元口コミポイント。
てことは、大栄町あたりではヘロヘロで「雑兵溜まり」になってしまうのだろうか・・・?(念のためですが、そんなことありませんよ ま若干「手を抜く」ことはある・かも・しれないけど、狭い交差点に台輪が三つ巴でもみあいしたりして、ド迫力!)

出発10分前くらいで、まだ1列目OK。ここならKKはもちろん、Uにも見えてグーだわ~。ただし最前列は臨場感ありすぎて、ちょーっと潰される恐れがあるけど

「まもなく台輪が通りますので通行規制します」というお知らせがあり、人がいなくなる屋台通り。
その中を厳かに、来ました!先頭、下町台輪(わ組)です。
(子供台輪は神社に入らず、進行方向の少し先で待機していました)

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屋台の間を、静かに到着した下町台輪。
ここで木遣りを歌い終わると~・・・

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煽り開始です!
この、木遣りから煽りにつながる瞬間が、「始まった~~」と、何度見ても鳥肌モノ



泉町台輪も向こうにやってきました。
神社から出る順番にも、伝統的な不文律があります。

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待つことしばし。やがて泉町台輪の木遣りが聞こえてきて・・・

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始まりました!!これぞ帰り台輪!!!!!
台輪が地面に叩きつけられる音、担ぎ手の掛け声、観衆のどよめき。

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台輪の1階には、笛太鼓担当の方々が。
この激しい煽りの中で音楽を奏で続けられるとは、さすが

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「走れーーっ」と頭上から指示を出す頭取衆。
下町台輪と泉町台輪、この狭い道を2台並んで激走します
昔々、諏訪神社を出発した各台輪が、我先に行こうと前にいる台輪を追い抜き蹴散らし、壮絶なバトルをしながら各町内へ帰っていったのが、帰り台輪=喧嘩台輪となったゆえん。

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うわっ向こうで動きが激しくなった!!始まったよ~ケンカだワッショーイ!

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観客側に雪崩が来ないよう、体を張って必死で止める警備の方々!
これはマジで危険な最前線任務ですね。下手したら逃げる間もなく下敷きになっちゃいます。
もちろん中で頭取衆も方向をコントロールしようとしますが、パワーの塊になったら、一瞬で雪崩になっちゃいますもん。そうしたらどこへ行くか、たぶん本人たちにも制御不能


あちこちで白い扇子が翻り、怒号、歓声、台輪のきしむ音。
息もつけないような現場は、やがて潮が引くように収まりました。
戦が終わっても、熱気はいまだあたり一帯に充満しています。
額から血を流す人、ハッピが早くもズタボロになってる人などもいて。
「若い衆!元気がいいのは大っ変によろしいっ!ただし!相手の台輪には傷をつけるな~!!」
と檄を飛ばす上の人の貫禄。(人は多少傷つけてもいいけど、ってことですね

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ヤンチャが売りのお祭りで、ヤンチャ具合を統制するのは大変に難しいでしょうが、これこそ帰り台輪が長く続いてきた秘訣。
ちなみに、あまりにヤンチャが過ぎてアナーキーになってしまった担ぎ手は、最悪、ハッピを脱がされることも。
背中に町名の入ったハッピは台輪のシンボル。これを着ている人間だけが、その町の台輪を担ぐことができるのです。

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双方威勢よく煽りながら、下町台輪は一足お先に、大栄町交差点へ向かいます。
次にひかえるは上町一番。まだまだ熱戦は続きます。
(私たちは最後の両町まで見ていたのですが、も~うビビったUを抱っこするわ潰されかけるわKKをガードするわで、以降ほとんど写真撮るヒマありませんでした ほんとケンカは、来るときは目の前に一瞬でぶわっと来ますから。
煽りが終わって「つっかれた~」なんて地面にへばってた若い衆が、向こうでケンカが始まると「なんだどうした」とか言いながら体は既にダイビングしてたりね 楽しかった~~~

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帰り台輪が終わると夏も終わり。いつもちょろっと寂しくなっちゃいます。
こうこうと照らし出される屋台の通りは、電気と人いきれでムシ暑く。
電気のモーター音をBGMに、ざわめき、笑い声、「子供には1本おまけだ」とポッポ焼きを手渡してくれる屋台のおじさん。
これらが次の朝にはぜ~んぶなくなってるなんて、まさに真夏の夜の夢。
「今年はいい場所で見れたね~」
「きっとじーちゃんも見たくて、私たちにいい場所を押さえてくれたんだよ」
なんて、昨夜と同じことを言いながら、終わりを引き伸ばすべく、またまた屋台を周遊する私たちでした。


ところで、新発田在住の母(通称ばーちゃん)によると、帰り台輪にはまだ続きがあるそうです。
すべての台輪が町内に帰り着いた真夜中、諏訪神社に「今年も無事に終わってありがとうございました」という報告(?)をするらしいのですが、これがまた一見の価値ありとか。
すべての電気が落とされ、闇と静寂に包まれた境内は四方にかがり火。ぎっしりと並んだ町内の役員・台輪関係者の前で、舞をささげる巫女さん。
それまでの熱気とはうって変わって、日付が変わる頃まで厳かに行われる、まさに神事というべきものらしいです。「これが好きで見に行く人もたくさんいるのよ~」とは、ばーちゃん談。

これでほんとに、今年の新発田の夏が終わるわけですね~
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2010新発田祭

行ってきました新発田まつり!
新発田まつりとは、諏訪神社のお祭りで、昔から8/27~29の3日間だったのですが、今年は8月中旬に藤塚浜の花火、下旬に本家・長野の諏訪大社からもらった御柱を、街中から神社までひっぱってくお祭り(正式名称忘れた)等、色々あった様子。
もっとも藤塚浜は、雨で中止になっちゃったけど。しかし元々独立してやってたこれも「新発田まつり」の1つにしちゃうなんて、合併ってコワイわあまあ参加企業は確かに昔から新発田メインだけどね~

さてうちらは、8/28の仮装行列と、8/29のケンカ台輪を見てきました。
8/28(金)
今年は第四銀行の前、大きい四つ角に面したところに腰をすえて。
この四つ角は、山車が色々パフォーマンスするポイントです。
パレード出発15分前くらいだったかな~?まだまだ余裕の1列目でした。近くの有料駐車場もガラ空き。

「パレードが駅前を出発しました」
のアナウンスが流れる頃は、歩道も見物人でいっぱい。とはいえ、帰り台輪ほどの混み具合ではありません。
おっ向こうから音がしてきました。先頭は自衛隊の音楽隊です。

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けっこう空いてるでしょ?

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「始まりました~」という感じの横断幕に続いて・・・

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新発田をしょって立つ市長さん議員さんのお歴々が。

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本丸中学校バスケ部。全国大会優勝おめでと~

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電飾金魚台輪、キレイですね~

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また金魚台輪

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また金魚台輪!?
けどそれぞれ工夫がこらされていて、シャボン玉とともに現れたり、四つ角のところでは煙をはいてグルグル回ったりと、三者三様に楽しめました

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毎年派手な電力グループは、花嫁人形の山車が花火を噴いて回ります(この絵を描いた蕗谷虹児が、新発田出身なのです)

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初めて見た「下駄総踊り」。これよかったですね~~ 
江戸の傾き者みたいな兄ちゃん姉ちゃんたちが下駄はいて踊る、そのダンスのかっこいいこと
今年の「新潟総踊り」にも出場するそうです。

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新発田祭りの様子は毎年、TBS系BSNによって密着取材されます
(フジ系NSTとか、UX系NT21でもあったかも?TeNYも来いや~

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市役所による、アンパンマンと仲間たち
四つ角ではみんなでダンス

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あんたはカノジョか、バタコさん

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商工会議所による、溝口大祖神のおみこし

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江戸の新発田は「溝口藩」。新発田台輪も、時の溝口氏がオフレを出したのが始まりだそうです。

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これは子供台輪。四つ角ではきちんと木遣りを歌って煽りも。
新発田まつりの華とも言える「ケンカ台輪」は、そのあまりの荒々しさから、たとえば村上のおしゃぎりなんかとは違って子供は参加禁止(参加したら死んじゃいます
近年、引き手不足から問題も起こるなど、次世代へどう引き継ぐかが深刻に考えられたのでしょうか?何年か前から「子供台輪」というのを作って、お祭りに参加するようになってます。ガンバレ新発田っ子

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おおっと今年も来てくれました!パチモンのディズニーキャラクター集団が。
個人的に、これ大好きです

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だってドナがこれですもん(大笑い

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イーヨー「らしき」着ぐるみとか、ピグレット「のような」物体とか・・・

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衝撃マツケンサンバを踊るミッキー
相手は、小学生がプール底に描いたミッキーをも許さないディズニーだというに、神をも恐れぬこの所業 素晴らしすぎる
ちなみにこのステキなキャラグリ、どこの出し物かというと

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なんと陸上自衛隊新発田駐屯地なのでした

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新発田ジャスコにも飾ってあった、おっきな天狗の面で、今年は終了~
他にも、外ケ輪小学校による「新発田城」とか、ちびっこダンスチーム、カッコイイよさこい(美容師さんたちかな~?)等、色々あったのですが、写真がボケボケで掲載断念;;
いずれもかわいかったり、かっこよかったりで、良かったですよ~


って、えっ!!自衛隊の女装がないじゃん!
私にとっては、自衛隊=女装、新発田まつり2日目=自衛隊の女装パレード(なんつー偏ったイメージ
てことで自衛隊の皆様、来年はぜひ、ミッキーに加えて女装の方もどうかひとつ
そういや数年前のパレードで、でっかいお城を仕立てて披露した本格チャンバラ、あれもさすが本職(!?)迫力ありましたね~。指から流血してた人がいましたけど、まさかの真剣使用!?
思えばあの仮装パレードが、父と見た最後の新発田まつりでありました。

「今年はいい場所で見れたね~」
「きっとじーちゃんも見たくて、私たちにいい場所を押さえといてくれたんだよ」
なんて話しながら、満足して帰路に着いたのでした。

次は「ケンカ台輪」です!

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